メレンゲ菓子の名前~シュクセからオムレットまで詳しく解説します

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フランス語で、メレンゲのことを「ムラング」と言いますが、フランスの伝統的なムラングの他に、イタリアンのバリエーションがあります。

通常ムラングはタルトの上に載せて、綺麗な飾り付けにしていますが、ムラングそのものを使いこなした代表作といえば、オムレット・ノルベジエンヌです。

その他にシュクセと、ダクワーズもありますね。中に入れるクリームで、さらにバリエーションをつけることもできます。

一見、イタリアが優勢ともおもいますが、しかしフレンチムラングで頑張っているお店があります。

では早速、そんな色々なメレンゲ菓子の名前をフランス語名も含めて見ていきましょう(^^♪

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メレンゲのお菓子の名前

シュクセと、ダクワーズの違いを見ていく前に、お菓子タイプのメレンゲを見てみましょう。

メレンゲのお菓子は、メレンゲだけをオーブンで焼いたものと、タルトの生地の台の上に飾るタイプがあります。

メランゲはフランス語で『ムラング』と言い、ムラング・フランセーズ(フランス風メランゲ)と言います。

ムラング

お菓子屋さんや、パン屋さんへ行くと、このようなメランゲが売っています。これらが素朴な「ムラング」です。

これらのメランゲ菓子は、卵白だけで作っています。通常お菓子作りには卵黄を使いますので、残った卵白を泡立てて作るのが、このタイプのメランゲです。

卵白を泡立てて、粉砂糖を混ぜて好きな形にして、オーブンで焼きます。

色は白が多いですが、ピンク色もありますし、フランボワーズ(イチゴににた果実)のジャムを入れることもできます。

【フランセーズとイタリエンヌ】

ムラング・フランセーズ(フランスのメレンゲ)に対抗するのが、ムラング・イタリエンヌ(イタリアンのメレンゲ)です。

フランス風とイタリアンの二つはどこが違うかというと、砂糖の入れ方です。イタリアンのメレンゲは、卵白を泡立てた中に、沸騰させた(約115度~120度)砂糖湯を混ぜています。それでしっとり感がでます。

イタリエンヌの方は焼き上げても、上のメランゲ菓子のようにサクサクにはなりません(^^♪

では、イタリアンの代表の、「オムレット・ノルベジエンヌ」を見てみましょう。

オムレット・ノルベジエンヌ

オムレット・ノルベジエンヌは、アイスクリームをスポンジケーキの型に入れて、それをイタリアンのメランゲで囲み、オーブンで焼いたものです。

出来上がりは、お家が完成した感じです(^^♪

オムレット・ノルベジエンヌ(omelette norvégienne ノルウェーのオムレツ)

中には、アイスクリームが入っています。

このデザートは、手早く行うのが決め手です。アイスクリームが溶けないように、作ったメレンゲを手早く形よく載せ、オーブンで1分くらい焼いて、軽く焦げ目を作るのがポイントです。

このオムレット・ノルベジエンヌは美しいデザートですが、レストランでもそうお目にかかりません。

同じ卵白系のデザートでも、必ずメニューにあるのは、イル・フロタントです(^^♪

イル・フロトンㇳ 

イル・フロタント(île flottante 発音はイルフロタントと最後のトを発音し、浮島という意味です)は、フレンチメランゲで作り、クレーム・アングレーズの上に載せています。

クレーム・アングレーズは、牛乳と卵を混ぜたクリーム色のさらさらしたクリームです。お皿の底にクレーム・アングレーズを流して、そこにメレンゲを載せます。

メレンゲは電子レンジで作れますので、出来上がったら好きな形に切って、クレーム・アングレーズをかけて、その上に砂糖をほんのり焦がしたキャラメルソースをかけて出来上がりです。

イル・フロトント (île flottante 浮島カスタードクリーム添え )

このくらい大きなサイズででてくるのは珍しいです。日本のオムライスくらい大きいです。

こちらのは、丸型です。カラメルソースがこってりしています。

カラメルソースを濃いめにするかどうかで、イル・フロタントの味もかなり違ってきます。

タルト・オ・シトロン・ムランゲ 

タルト・オ・シトロン・ムランゲは、レモンタルトのメランゲ載せです。レモンタルトの上にメランゲを載せて、オーブンで焼きます。

使うメランゲは、イタリアンです。

タルト・オ・シトロン・ムランゲ (tarte au citron meringuée メランゲのレモンタルト)

同じく、タルト・オ・シトロン・ムランゲ で、丸形です。フレンチのメランゲだと、この位のしっとり感がでません。

タルト・オ・シトロン・ムランゲ (tarte au citron meringuée メランゲのレモンタルト)

中のタルト生地、レモンクリームとメランゲの割合は同じくらいです。

同じく、タルト・オ・シトロン・ムランゲですが、厚みをもたせたメランゲです。焼き時間を短くすることで、ふんわり感がでます。

タルト・オ・シトロン・ムランゲ (tarte au citron meringuée メランゲのレモンタルト)

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フランス人はレモンタルトが一番好きなのか、とりあえずレモンタルトのムラング載せが多いです。

メランゲと、レモンクリームのカスタードクリームのこんな飾りも綺麗ですね。

タルト・オ・シトロン・ムランゲ (tarte au citron meringuée メランゲのレモンタルト)

タルト・オ・シトロン・ヴェール・ムランゲ 

名前が「タルト・オ・シトロン・ヴェール・ムランゲ」です。同じメランゲでも、若干の緑の色目を入れているのですね(^^♪

「vert ヴェール」は緑の意味です。

タルト・オ・シトロン・ヴェール・ムランゲ (tarte au citron vert meringuée メランゲのレモンタルト)

その他に、同じメランゲで作るヌガをご紹介します。

ヌガ

ヌガもイタリアンのメランゲから作るお菓子です。

レモンタルトやオムレット・ノルベジエンヌのメランゲとの違いは、ヌガにはハチミツが入っています。

ヌガ (nougat ヌガ)

ハチミツが入っていることから、作りたては柔らかくても段々と固くなってきます。

この固いヌガを普段フランス人が日常的に食べるかというとそうでもないです。お土産で出回っています。

ヌガ・グラッセ

ヌガ・グラッセもイタリアンのメランゲから作るお菓子で、ヌガとの違いは生クリームが入っていることです。

材料を混ぜて型に入れてから、冷凍庫で6時間以上固めると出来上がりです。

ヌガ・グラッセ(nougat glacé 冷たいヌガ)

ヌガの2層の間に、赤いフルーツのシャーベットを入れています。

スュクセ・プラリネ

「スュクセ」はフランス語で、成功という意味で、円盤形のダクワーズのビスケットを上下にして中にクリームが入っています。

この円盤形のデザートには、

  • スキュセ
  • ダクワーズ
  • プレジール
  • プログレ

の4種類があります。(5つ目をあるかもしれませんが。。。)ダクワーズ生地で円盤型に作ったビスケットの生地は焼き上げると、アーモンドプードルで作っているので、しっとりとしたビスケットに仕上がります。

アーモンドプードルで作ったビスケットをダクワーズといいます。ビスケットはフランス語でビスキュイといいますので、ビスキュイ・ダクワーズと言います。

円盤形の平べっく焼き上げたビスケットです。メランゲにアーモンドプードル(アーモンドを細かくした粉)を入れて混ぜ、チューブから混ぜたアーモンドプードルをお押し出し、でんでん虫のように丸形にしてオーブンで焼きあげます。

ダクワーズは、2枚セットで、1枚目を敷いた上に、プラリネのクリームを丸形にして敷き詰め、その上にもう1枚を載せ、粉砂糖などをかけます。

スキュセと、プレジールと、プログレの3つの材料はどう違っているのかといえば、厳密に砂糖の量の違いや、アーモンドプードルか、ヘーゼルナッツなのかといえば、そうでもありません。

プレジール・フランボワーズ(plaisir franboise ラズベリーのプレジール)

これは、プレジールです。

このプレジールは、ダクワーズの2枚のビスケットの間に、バタークリームと、ラズベリーが入っています。

飾り付けに、ラズベリーのクーリ(ジャムのように砂糖で固めていない果実の液体にちかいもの)をかけると綺麗です(^^♪

また、これをプログレとも言っていますので、ダクワーズをベースにしたこれら3つの違いはないといって良いです。

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では、メランゲでもフランスのムラングを見てみましょう。

フランスのムラングだと、パサパサな食感がほとんどですが、うまくフランセーズで作っているものをご紹介します。

ムラング・オ・フリュイ

イタリアンのメランゲが優勢かと思いきや、ありました。フレンチメランゲをここまで芸術作品と思えるメランゲが(^^♪

パリの17区にある「メランゲ菓子専門店」のデザートです。

フレンチメランゲはどうしても、外側が固くて乾燥菓子に適していますが、このメランゲのデザートは、中がもっちりとふわりとしています。「とりける~」といった食感が口に中に広がります。

ここまで考えられるものなのですね!感激です。

このデザート店は、道を歩いていて見つけました。季節でメランゲの上の飾りつけの果物も変わっているということです(^^♪

デザート店 ラ・ムランゲ

名前 : La melangaie                               住所 : 21, rue de Levis 75017 Paris                                                                  電話 : 01 44 71 94 16                                   最寄りの地下鉄 : 2号線のVilliers

そして、コーヒーのお供にはマカロンが登場します。

マカロン

おなじみのマカロンもイタリアンのメランゲで作ったお菓子です。

マカロンの生地の材料は卵白の中のアーモンド・プードル(アーモンドの粉にしたもの)の割合が大きいです。

マカロン( macarons )

マカロンはレストランの食事で最後のメニューのデザートに出てくるというより、最後にコーヒーの際に出されることが多いです。

デザートとしての豪華さという面では、オムレット・ノルベジエンヌのようなのが受けがよいので、コーヒーのお供というような、こじんまりした、でも最後の締めくくりには大役ですね。

ムラングの名前のまとめ

メランゲ➡ 「ムラング」(フランス語 meringue)

フレンチのメランゲ➡ 「ムラング・フランセーズ」(フランス語 meringue française)

イタリアンのメランゲ➡ 「ムラング・イタリエンヌ」(フランス語 meringue italienne)

レモンタルトのメランゲ載せ(飾り)➡「タルト・オ・シトロン・ムランゲ」(フランス語 tarte au citron meringuée)

最後の言い方のムランゲは、メランゲで覆ったという意味です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

メランゲのお菓子は、フランス風もイタリアンもお菓子にとても多く使われています。

見た目がなにせふわっとしていますので、美味しそうに見えて、食べたいと思わせる何かがあるということなのでしょう。

レモンタルトは、フランス人にとって一番人気のデザートのようですし、メランゲなしのクラシックなレモンタルトも、メニューにはよく出ています。

また、オムレット・ノルベジエンヌは、レストランでもそうお目にかかれませんが、機会があれば、ぜひ食べてみてください。

冷たいアイスクリームと、メランゲがまじりあったアートなデザートです。

以上ご参考になれば幸いです(^^♪

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