ガレットデロワとは?歴史と飾りつけはフランスの地方で違います

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「ガレット・デ・ロワ」は、年末から1月中にフランスで売っている平べったいパイ生地のお菓子ですが、名前に「ロワ」とあります。

ロワは王様という意味ですが、王様は一人ではなく複数の王様がいるとなっています。それで複数の王様のガレットという意味です。

このお菓子の中には、アーモンドクリームを入れて、フェーブという小さな陶器の人形を埋め込んで焼き上げます。

食べるときには、ガレットを切り分けます。自分に分けられたガレットに陶器が入っていると、王様になって王冠をかぶります。そんな風習を感じるお菓子ですが、フランスの北と南では作り方も違っています。

また、ガレット・デ・ロワという名前が定着していますが、南仏と北部のフランスでは、お菓子の名前も、形も違います。

そんな地方色のあるガレット・デ・ロワの中身と、王様の名前も見てみましょう(^^♪

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ガレットデロワの王様の名前と中身

ガレットデロワの3人の王様

ガレット・デ・ロワを食べてお祝いをする日は、1月6日の「公現祭」(エピファニー:Epiphanie)です。この日は、スペインでは祝日ですが、フランスでは祝日でありません。

ですので、欧州内でもお祝いの仕方が違っています。

この公現祭は王様の祝日で、この日に関係する王様のことを、Rois mages (ロワ・マージュ)と言って、日本語では、東方の3博士と言われています。

  • ガスパール Gaspard (将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)
  • メルキオール Melchior (王権の象徴、青年の姿の賢者)
  • バルタザール Balthazar (神性の象徴、壮年の姿の賢者)

これら3人の王様が、普段いい子にしている子供に、お菓子をあげるという風習があります。

スペインや南フランスでは、この祝日に3人の王様の行進もあります。

【スペインのマドリッドのロワマージュの行進】


このようなお祭りの行進は、北のフランスではありません。パリでもありません。

管理人は一度、スペインのマドリッドで、この行進を見ました。地元のお祭りで、子供も熱狂してお祭りを見ていました。

そんな各地方で違うガレット・デ・ロワです。フランスの北部と南部では形も、中身も違っています。

ガレットデロワの形と中身

ガレット・デ・ロワは、丸型のパイ生地にアーモンドクリームを挟んで焼いた丸型のパイの形が有名です。

アーモンドクリームは、フランス語で、「クレーム・ダモンド crème d’amande」です。

パイ生地の中に、アーモンドクリームを詰めて、中に「フェーヴ」(Fève)という小さい陶器の人形を入れて焼きます。

切り分けて、入れたフェーブが当たった人が、王様になり幸運を手にできるといっています。

南仏では、ガレットデロワの形が違います。

南仏の方では「クローン・デ・ロワ」、または「ガトー・デ・ロワ」と言っています。

クローンは王冠という意味です。

通常、上に飾る果物は、

  • オレンジ
  • メロン
  • サクランボ

などです。

ガレットデロワの中のクリーム

【フランジパンクリーム】

北の方のフランスのガレット・デ・ロワの中身は通常は、アーモンドクリームです。

アーモンドクリームのレシピは以下の通りです。

100 g のバター

100 g の砂糖

100 g のアーモンドプードル

卵2個

そのほかに、クレームパティシエとアーモンドクリームと半々で混ぜて作ったクリームを、フランジパン(frangipane)クリームと言って、フランジパンクリームを使っている場合もあります。

クレーム・パティシエのレシピは以下の通りです。

牛乳 500CL
砂糖 100 g
卵黄身 5つ
小麦粉 60 g

クレーム・パティシエとアーモンドクリームに比べると、クレーム・パティシエにはバターやアーモンドプードルが入っていない分、カロリーも食感も軽めです。

アーモンドクリームが重く感じる方や、カロリーを控えたい方には、フランジパンクリームがお薦めです。

クローン・デ・ロワの色々

フランジパンクリームを使った北のガレットデロワとは対照的に、南フランスではクローン・デ・ロワが主流です。

生地の中には、細かく切ったサクランボのコンフィが入っています。

このクローン・デ・ロワは、色々な砂糖漬けの果物が飾ってありますが、レモンの皮のコンフィもあります。南仏では飾らない果物ですが、パリパン屋さんなので、レモンを捨てないでコンフィにしたのでしょう。

飾り付けが上手だと思いました。

下のも同じく、クローン・デ・ロワですが、スーパー品ですが、違いますね。

同じくクローン・デ・ロワですが、下のはパティシエさんが作っていて、素朴な飾り付けとはいえ、味がスーパー品とは違います。値段も違います。

出来立てのクローン・デ・ロワの中はふかふかです。

合わせる飲み物

ガレットを食べるときは、シードルが多いです。シードルは種類はいろいろあります。

茶色のシードル酒(Cidre Brun)というのもあります。

通常は、甘め(Doux)かブリュット(Brut)です。

ワインと一緒ですが、収穫の時期と発酵の仕方で、甘めやドライにできます。

【甘め(Doux)のシードル↓】

【シードル ブリュット クリュ(Cru)】

ブリュットは辛口です。その中でクリュが付くと、区画が限定になるので高めになります。

まとめ

いかがでしょうか。

ガレット・デ・ロワは作り方が、フランスの北と南では違いますね。また文化の違いを感じます。

北のガレットは素朴ですが、南仏のクローン・デ・ロワは、果物のコンフィで綺麗に飾られていて、とても綺麗です。

平たいガレット・デ・ロワは、中身で勝負でしょうか、中のクリームで味が本当に違います。

アーモンドクリームにしても、フランジパンクリームでもいいですので、いろいろなバリエーションを楽しめます。

王様が平べったパイか、クローン形が好きなのかはわかりません。1月にはこのガレットデロワはとても出回ります。

パリのケーキやさんでは、季節限定品ですので、1つ15ユーロ(約2000円)から40ユーロ(約5200円)と、有名パティシエのガレットデロワは結構値段がします。

ガレットデロワは、季節限定品で確かに今しか食べれないとう思いがあり、なにか幸せになるデザートです(^^♪

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